ますおの不動産教室

不動産売買に関連する内容をわかりやすく説明するブログです。

建売住宅と注文住宅はどっちが良いの?メリット・デメリットを含めて解説します。

お世話になります(^^)/

不動産歴6年目のますおです。

 

この記事を読んでいる方の中には、新築戸建の購入を検討する際に、建売住宅と注文住宅で悩んでいる方も多くもいると思います。

そこで今回はそれぞれのメリット・デメリットを解説していきたいと思います。

 

そでれはどうぞ!

 

この記事はこんな方にオススメ

  • 建売住宅と注文住宅で悩んでる
  • 建売住宅、注文住宅のメリット・デメリットが知りたい
  • 建売住宅はなんで安いのか知りたい

 

目次

 

建売住宅と注文住宅

建売住宅と注文住宅は同じ新築戸建てですが、違いも多くあります。

一つずつ説明していきたいと思います。

 

建売住宅、注文住宅とは

建売住宅とは、建売会社によって既に完成した家が販売されている新築戸建です。

稀に借地に建築されている建売住宅もありますが、基本的に購入する際は土地もセットになります。

注文住宅は一から自由設計を行い、施主の思い描く間取りやプランで建築を行っていきます。

土地は別途で探します。

 

建売住宅のメリット・デメリット

メリット

【注文住宅と比較して予算を抑えれる】

建売住宅は注文住宅と比較すると価格が低いです。

価格が低い理由として以下の点です。

 

・建築資材を大量発注

大手になると年間数万棟の建築を行います。

そして建売住宅の特徴としては同じような見た目の家を大量に建築しますので、建築資材を大量発注して、仕入れを安くすることが出来ます。

 

・土地を安く仕入れている

建売会社は建築して販売するにあたってまず、自分たちで土地を購入する必要があります。

そこで、土地を相場の6~7割くらいの価格で購入しています。

なぜ、安く購入できるかというと、例えば500坪の土地を一般の買主が購入するには金額的にも大きさ的にも難しいです。

また、一般の売主が土地を分筆して不特定多数の方に販売するのは宅建業法違反になります。

そのため、一般の買主では買えないような土地を建売会社が安く購入して、分筆します。

このような理由で土地を安く仕入れています。

 

・販売を仲介会社に任す

これは建売会社にもよるので一概には言えませんが、大手の建売会社は販売を仲介者に依頼しているケースがあります。

そのため、広告費や人件費の削減が出来ます。

 

【契約前に家を見ることができる】

建売住宅は既に完成している新築戸建のため、購入前に家を見学できます。

注文住宅だと、実際のイメージが湧きにくく、建築した後にこうすればよかったなとなりがちです。

建売住宅だと、引っ越し後イメージと違ったとはなりにくいです。

 

【引っ越しまでが早い】

建売住宅は契約から引き渡しまで約1か月ほどで行うことが出来ます。

また、注文住宅とは違い、土地と建物がセットになっていますので、契約手続きの負担も少ないです。

 

【住みやすい間取り】

建売住宅の間取りはプロが今までのお客様の意見を取り入れてプラン作成を行い建築しているので、住みやすい間取りになっています。

 

デメリット

【個性がない】

建売住宅はコスト下げるために、同じ建築資材を大量発注しています。

そのため、似たような家が立ち並ぶことになります。

 

【変更が出来ない】

建売住宅を見学して、気に入らないポイントがあったとしても、変更をすることは出来ません。

稀に完成前の購入だと外壁の色、壁紙の色を選択することが出来ますので、完成前に購入する場合は事前に確認をしましょう。

 

注文住宅のメリット・デメリット

メリット

【自由設計できる】

注文住宅の一番の醍醐味とよべるのが間取りや、工法(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造)等を全て自分の思い通りに出来ます。

また、テレワークルームを作ったり、音楽好きなら防音室を作る等、建売住宅ではない、オリジナルを作れます。

 

【建築のプロセスを確認できる】

これも注文住宅の大きなメリットでしょう。

建売住宅では既に完成しているもの購入するので、家のイメージは出来ますが

建築中の状況を確認することは出来ません。

施主がたまに顔を出すだけでも職人さん達も気が引き締まり、丁寧な仕事をしてくれるでしょう。

もし、建築中に異変に気づくことが出来れば、工務店に指摘をすることも出来ます。

 

デメリット

【価格が高い】

建売住宅に比べると圧倒的に価格が高いです。

もちろん注文住宅には低価格〜高価格と幅広いハウスメーカーさんや工務店がありますので一概には言えませんが、ローコストの注文住宅でも建売住宅の価格にはかなわないと思います。

しかし、最近では全て自分たちで決める自由設計だけではなくセミオーダーという商品もあります。

これは、間取りの種類が事前に用意されており、その中から選択して、家を建築していくような流れです。

選択肢が限られているため、コストを抑えることが出来ます。

しかし、狭小地や変形地だとセミオーダーが出来ない可能性もあるので、事前に確認するのが良いでしょう。

 

【土地を探す必要がある】

最初から土地を持っている人は大丈夫ですが、土地がない人は土地探しから始める必要があります。

大手のハウスメーカー等は土地探しを一緒に手伝ってくれますが、中には土地探しは業務外の建築会社もいます。

 

【引越しまでが長い】

注文住宅は土地探しから始まりますが、良い土地を見つけて契約をしてから、長いと引き渡しまで3ヶ月ほどかかります。

その間に建築行為を行うのは基本的に出来ません。

土地の引き渡しを終えてから、建築がスタートしますが、早くて3ヶ月、長いと1年位かかります。

特に人気のハウスメーカーさんでは職人さんの確保が出来なかったり、建築資材の確保が出来ない場合があり、完成までには時間を要する場合があります。

 

【土地の住宅ローンがスタートする】

住宅ローンの種類にもよりますが、土地の住宅ローンが先に始まる場合があります。

そうなると、今お住まいの家賃+土地ローンが2重でかかります。

注文住宅の場合、住宅ローンでいくつかの種類(土地建物1本ローン・土地建物2本ローン、つなぎ融資等)があるので、プラン作成よりも前に住宅ローンの確認をしておくのをオススメします。

 

建売と注文どっちが良いのか

答えになっていないかもしれませんが、人によります。

ただ、注文住宅はかなり費用に負担がかかるので、なんとなく注文住宅を建てたい、くらいの気持ちだったら僕は建売住宅の方が良いと思います。

また、これは私が不動産業務を行っていて感じることですが、万一、購入後数年たって売却という選択になった時は、建売住宅の方が売りやすい印象です。

理由は購入時の値段が安いため、住宅ローンの残債も少なくなり安い金額で売りに出せるからです。

中古戸建を探している方は安い価格の物件を探している方が多いため、建売住宅のほうが売りやすいということになります。

しかし、家にこだわりがあり、個性をだして、自分だけの住みやすいお家を建築したい方は注文住宅を選択するのが良いです。

 

まとめ

【建売住宅】

同じ様な家が立ち並び個性はなく、気に入らない部分があっても変更は出来ない。

しかしコストを抑えることができ、契約から引き渡しが早い。

また、購入前に実際に住む家を見ることが出来るため、引っ越ししてからイメージと違うことは起こりにくい。

 

【注文住宅】

価格が高く、引越しをするまで1年以上かかるケースがある。

しかし、個性があり、自由設計で夢の家を叶えることが可能。

家が完成するまでのプロセスを見ることが出来るのも魅力の一つです。

 

【ますおからのアドバイス

建売住宅、注文住宅どちらを選択をするか悩むとは思いますが、

なんとなく注文住宅を建てるのはオススメしません。

まずは建売住宅を見てみるのをオススメします。

建売住宅で十分満足が出来るのであれば、コストを抑えることが出来るため、他の趣味に費用をだすのも幸せな選択かもしれません。

 

以上です。

皆様のお役に立てると嬉しいです。

ありがとうございました‼